主に顔のシワや溝の修正を目的として使用します。
人が顔の中で最も気になる加齢性変化はシワです。
特にほうれい線など目立つ場合はそこをヒアルロン酸で浅くすることは見栄えとしてよい効果をもたらします。
ボリフトXCはほうれい線などのとシワや溝を浅くすることに特化したヒアルロン酸です。
加齢性変化の中で見過ごされがちな部分は組織のボリュームの減少による変化です。
例えば、こめかみや頬の前側など徐々にくぼんでくる傾向にあります。
そうした組織の減少に対しては同じジュビダームビスタシリーズのボリューマXCが向いています。
ボリューマXCによる中顔面やこめかみなどの組織のボリュームアップとともにボリフトXCを組み合わせたシワや溝の改善を行います。
その組み合わせによって若返りの相乗効果が期待できます。
ボリフトXCは製剤の中に麻酔(リドカイン)が含まれているため、注入の痛みが軽減されるように作られています。
ボリフトXCは2018年6月に厚生労働省の認可を受けているヒアルロン酸製剤ですが、海外では数年前からその使用実績があります。
ほうれい線(鼻の横から口の横にかけてのシワ)をはじめとした顔のシワや溝が主な適応になります。
頬のくぼみなどもよい適応になります。
シワの程度どして中等度の深さのシワが主な適応となり、目元の小さな小じわなどには適応となりません。
ボリフトXCはボリューマXCと同様「VYCROSS技術」というアラガン社の最新技術によって次のような特徴を有するとされています。
VYCROSS技術とはアラガン社独自のヒアルロン酸製剤の製造技術です。
分子レベルのつなぎ合わせる技術に独自の方法が採用されています。
ジュビダームビスタシリーズのヒアルロン酸は大変滑らかであり、組織になじみやすい特徴があります。
特にほうれい線は口の動きが大きい場所ですのでより自然に表情に対応されることが期待できます。
ヒアルロン酸は水を吸収しやすい性質がありますが、その現象を極力抑えるように製造されているため、施術直後のイメージに近い形を得ることができます。
通常のヒアルロン酸よりも効果の持続期間が長いとされ、18か月程度持つことが期待されます。(当院ではまだ検証できておりませんので今後検討していきます)
顔の中等度から重度のシワやほうれい線などの溝の修正を目的として厚生労働省より2018年6月1日に製造販売承認を受けています。
EU、カナダ、オーストラリアなど海外の承認制度で医薬品として承認されており数年前から使用実績があります。
シワや溝に対してはボリフトXCの注入で浅くします。
その土台となる組織の減少に対してはボリューマXCを組み合わせると若返りの相乗効果を得られます。
通常のヒアルロン酸注入の効果よりも長期間の効果が期待でき、18か月程度とされております。
ボリフトXCは質感の大変よいヒアルロン酸ですが、他のヒアルロン酸製剤と比べると高価な製品です。
その分、受ける方の負担も費用は高めとなります。
厚生労働省による認可を受けているといえども副作用の可能性がないわけではありません。
目の下のクマやたるみは症状が様々ですので診察の上で判断します。
場合によっては別のヒアルロン酸やベビーコラーゲン注射の方が適応がよいこともあります。
ボリフトはとても滑らかなヒアルロン酸である反面、骨格のラインを整えるような部位には適応しづらい性質があります。
顎はできるだけシャープに見せたい部位ですので、当院ではボリフトは注入しておりません。
輪郭を整えつつ、やや表層のシワや影を浅くするには、ボリューマおよびボリフトの組み合わせは非常に有効です。
また、適応があえば同時に行うことも可能です。
部位ごとに使い分けることが基本ですが、ほうれい線の深さなどによっては同じ部位であっても混合して注入することが可能です。
ボリフトは滑らかで柔らかい部類のヒアルロン酸ですが、目回りのシワには適応が難しいです。
目回りのシワにはベビーコラーゲン注射の方が向いています。
当院ではボリフトXCの注入にマイクロカニューレを使用することがほとんどですが、まれに極細いとがった針を使用することもあります。
内出血は極力出ないように工夫をして注入をしておりますが、いずれにしても他のヒアルロン酸より内出血が出にくいとはいいがたいです。
ボリフトは長持ちするといわれていますが、ヒアルロン酸の特性上、成分が残っているからと言ってその間ずっと効果が持続するとはいえません。
まだ、当院では長期の効果を検証できておりませんので、随時お伝えしていく予定です。
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