目元のシワとほうれい線ともう一つ気になるシワや影として挙げられる代表が口元のシワや影です。
口角の下の影をマリオネットラインと表現されることもあります。
口元のシワ・影は大きく2種類に分けられます。
一つは大きなたるみとして見える影です。
もう一つは深く入り込んだシワです。
これらについて改善する治療方法についてお伝えしていきます。
施術名:ヒアルロン酸注入
副作用・リスク:腫れ、内出血、左右差、アレルギー反応、効果の乏しさ、しこり形成など
費用:1cc6.6万円(税込み)
口角・マリオネットラインのヒアルロン酸注入 | |
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価格(税込み) | 1cc ¥66,000 ジュビダームビは1cc ¥99,000 |
必要量の目安は左右合わせて1~2cc程度 |
口角の影はよく見れば20代の方でもあります。
これは年齢とともに出てくる影というよりは顔の形としての自然な影です。
この口角の影はとくに笑顔で口角を上げるときなどはその引き込み感で、より強調して見えます。
笑顔という動きに伴って深くなるという点においてこの部分は筋肉のさかいめであると言えます。
年齢が増すにしたがってフェイスラインがたるんでくるとその皮膚の余りが口角付近の集まってきます。
その寄せ集めの皮膚の影が「マリオネットライン」と表現される影となります。
口角の影はお若いときから存在することは珍しくありません。
その影はやがて深くなります。
そして、深くなった影の部分にやがて固定の線状のシワができるようになります。
つまりマリオネットラインの症状が初期の段階では影のみですが、やがて進行するにしたがってシワとなっていきます。
後から述べますがマリオネットラインの治療のうち、影とシワで若干の違いが出てきます。
できれば固定のシワが出来ないように予防をしておくことが大切です。(限界もあります。)
口角のシワや影を浅くする治療、特に注入療法には様々な方法があります。
口角の影は注入療法で意外に持ち上がりにくく、注入時に工夫が必要になります。
通常は内出血を極力おこさないようにするためにマイクロカニューレという先の尖っていない針を使用して影を浅くしていきます。
口角のシワや影を浅くする方法で最も多くされている治療はヒアルロン酸注入になります。
影の状態にもよりますが、中等度の硬さのヒアルロン酸で持ち上げるように注入してきます。
ヒアルロン酸注射の最大の特徴は気にいらなかったときに分解できるということが挙げれます。
顔の影を浅くする目的でご自身の脂肪を注入することがあります。
脂肪注入によるメリットはアレルギー反応がおこならないことと、定着した脂肪は長期にわたってご自身の組織としていとどまってくれることです。
ただし、脂肪注入は脂肪を採取するという工程がありますので他の注入製材の比べるとお手軽感に欠けます。
また、せっかく採取した脂肪なので口角の影のみではなく、ほうれい線や目元のくぼみにもいれることが多く、口角のみに注入することは珍しいと言えます。
ご自身の組織を増やすことによって影を浅くする方法としてグロースファクター注入というものがあります。
グロースファクターは成長因子と呼ばれるもので、たとえば科研製薬のbFGFと言われるものは床ずれ(褥瘡)の治療などに使用されるものです。海外のグロースファクター注入製剤も存在します。
グロースファクター注入はうまく効果がでるととても長持ちします。
反応を個人にゆだねるものになってしまいますので効果のばらつきがでることがあります。
どの施術がよいか迷うときはヒアルロン酸注入をお勧めします。
ヒアルロン酸注入はイメージを見るうえでもとても有用です。
また、イメージと違うと思った場合にはヒアルロン酸分解注射で分解することができますので、慎重に検討したい場合には特に適応があるかと思います。
「でもヒアルロン酸注入はすぐに吸収されますのよね?」と言われることもありますが、すぐに吸収されて無くなってしまうことは通常なく、半年以上たってもベースとなっている部分は普通に残っています。
口角の影の深さや状態によってヒアルロン酸の必要注入量は変わってきますが、多くは片側0.5cc~1ccくらいが目安です。
また、どんなに量をたくさんいれても持ち上がりにくいことがありますので、極端に多い量を入れると不自然に見えてしまいます。
数か月後などに追加注入をする場合には同量かまたは初回量よりは少なくて済むことが多いです。
ヒアルロン酸注入による口角の影を浅くする方法についての注入後の経過をお伝えします。
注入直後は針穴が多くは左右1カ所ずつついています。
この針孔は3~4日くらいでわからなくなるくらいの点状のものです。
大きな腫れな起こりにくいですが、若干のむくみが口元にでることがあります。
また、内出血をおこすことがまれにあり、そのときは赤紫や黄色っぽくなります。
この内出血の色はだいたい1週間から2週間くらいかけて消失していきます。
ヒアルロン酸を注入したところはあまり強く触らないようにします。
触るとヒアルロン酸の塊をぼんやり触れることもありますが、見た目を矯正するための注入方法ですのでその部分に関しては気にする必要はありません。
口角のシワや影を気にされる方の中で口横の膨らみを気にされている方もいます。
口横の膨らみが出てくるとその下が影になるのでとても理にかなっています。
影を無くすのか、膨らみを無くすのかという問題になってきます。
影(マリオネットライン)に注射をすることで浅くすることは割と現実的に可能です。
ところが、口横の膨らみを無くすことはかなりハードルが高くなります。
口横の膨らみを減らすためにはたるんだ頬を引き上げるまたは組織を減量する必要があります。
この部分はかなり強力に引き上げる必要があり、皮膚切開を伴うフェイスリフトが最も効果的ですがそれでも完全になくならないこともあります。
組織を減らす目的でBNLS注射や輪郭注射を行うこともあります。
マリオネットラインのヒアルロン酸を注入するときに特別なリスクというものはありませんが、ヒアルロン酸一般的なリスクはあります。
口角・マリオネットラインのヒアルロン酸注入 | |
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価格(税込み) | 1cc ¥66,000 ジュビダームビは1cc ¥99,000 |
必要量の目安は左右合わせて1~2cc程度 |
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