スタール耳の修正手術について

スタール耳の修正は基本的に手術になります。
耳の軟骨を形成することによっておこないます。

細かな手術方法はいくつもの方法が世界中で報告されています。

基本的には第三脚と言われる軟骨の盛り上がりを改善する方法になります。

どのような方法であっても形を作ることがとても難しい手術となります。

当院では手術は日帰りで行い、入院はしません。

手術は点滴麻酔（静脈麻酔）および局所麻酔で行います。

片耳で2時間程度かかります。

手術後は血液の溜まりができないようにボルスター固定という固定を耳に行います。

抜糸は1週間後に行います。

手術後1週間は濡らすことができません。

耳をうまくカバーできれば髪の毛を洗うこともできますが、難しいことが多いです。

耳の裏側だけで済むこともありますが、場合によっては正面から見えるところにも傷ができます。
傷は赤みを伴うこともあります。

手術全般に言えることですが、感染が起きる可能性があります。
万が一起きた場合には抗生剤の追加投与や部分的な処置などが必要になる可能性があります。

軟骨の出っ張りを改善する一方で、そのための形成に伴い、軟骨の凹凸感がでることがあります。

極力左右対称の手術をめざしますが、ほとんどの場合何かしらの左右差がでます。

皮膚の薄さや、圧迫に伴う血行障害が起きる可能性があります。その場合には適宜処置を行います。