魅力的な顔立ちの一つの要素として額(おでこ)の丸みがあげられます。
おでこの形は個人個人で非常に様々ですが一般的にはおでこを中心にして丸い球面があると柔らかい印象になります。
その魅力は特に女性で顕著となります。
施術名:ヒアルロン酸注入による額形成
副作用・リスク:腫れ、内出血、左右差、アレルギー反応、効果の乏しさ、凹凸感など
費用:1cc6.6万円または9.9万円(税込み)
一般的に額が低いと前向きな印象から遠ざかってしまいます。
どことなく幸が薄そうな・・・などの印象を持たれることもあります。
おでこが低い方の中には眉毛部分の骨が突出して見えることもあります。
額と眉毛部分の骨との段差が強く影になってしまっている状態です。
この状態はときに男性的な印象を与えます。
おでこが丸いと特に女性は魅力的な印象になります。低いおでことは対照的にあでやかでより女性らしい印象になります。
おでこが低くなおかつ眉毛の骨が出ているとごつごつした印象ですが、その部分がなだらかであるとごつごつした印象がなく、また眉間部分も丸くなだらかであると目元まで含めて立体的に見えることがあります。
額を丸くする方法の基本は注射によって膨らませることが一般的です。
何も考えずに注入をしても綺麗な丸い額にはならず部分的に膨らんでしまいます。
そこで綺麗な丸みのある額を自然に造るように細かく細かく調整しながら丸みを作っていくことになります。
また、特殊な方法として人工骨やインプラントを利用した額の形成術もあります。
人工骨はペースト状の素材を皮膚切開部分から挿入して骨の輪郭を整えるものになります。
インプラント挿入術も皮膚を切開して挿入するものになります。
一般的な注射に比べると体への侵襲はやや大きいと言えます。
特に多く行われているのはヒアルロン酸注入による額形成になります。
ヒアルロン酸注入のように吸収されるものではない方法で行いたい場合には脂肪注入を検討することになります。
脂肪注入は注入した脂肪すべてが残る訳ではありませんが、残った脂肪は半永久的に残ってくれます。
ここからはヒアルロン酸注入によって額を丸くすることについてお伝えしていきます。
ヒアルロン酸注入で額を丸くす方法の特徴は以下のようなものがあります。
丸くしたい部分にデザインをします。
額全体の痛みを取るためにブロック麻酔という麻酔の注射をおこないます。
麻酔が効いた段階で細かく注入をしていきます。
額へのヒアルロン酸注入はできるだけなめらかな額を作るために極めて慎重に注入していきます。
注射だからといってビューっと注射をすると綺麗なおでこにならず、凹凸の目立つおでこになってしまいます。
特にどの層に注入するかを慎重に把握しながら入れる必要があります。
ある程度立体的に広く入れる必要があるため当院ではほとんどの場合、ブロック麻酔によって額全体に麻酔を効かせるようにします。
麻酔が効いた段階でマイクロカニューレという針先の尖っていない針を使用して細かく注入をしていきます。
マイクロカニューレを使用することでできるだけ内出血を防ぐことができます。
上述したようにもしおでこが低く凹凸が強い方の場合、額を丸くすることで女性的な額になります。
それともう一つの効果はおでこのシワが軽減します。
一般的に、額のシワは額を動かす筋肉を止めるボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)やシワを埋めるようにヒアルロン酸を注入するなどで対応します。
ところが、額を丸くするように注入をするとシワが寄りにくくなる傾向があります。
完全になくなるとは言い難いですが、ボトックス注射よりも感覚的な違和感を感じないという方もいらっしゃいます。
(シワの改善が乏しい方もいます。)
額を丸くするのに必要なヒアルロン酸の量はどの程度の形にするかによって変わってきます。
例えば、額の中心のみを少し丸くしたい場合と額全体を丸く出したい場合や眉毛の骨の出っ張りを目立たなくするようにしたいなどによって必要量が変わってきます。
最もよく注入させていただく量はおおむね2~4ccの注入量です。
注入量の目安 | |
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額の中心のみを少し丸くしたい | 約1~2cc |
額全体を丸く出したい | 約3~5cc |
眉毛の骨の出っ張りを目立たなくする | 左右合わせて約1~3cc |
額を丸くするために使用するヒアルロン酸は基本的に硬めのものを使用します。
特に頭蓋骨の輪郭を自然に見せるように注入をする必要があるため綺麗な局面を作る上で馴染みやすいようなものを使用します。
中でも、ヒアルロン酸の純度が高く硬いものとしてクレヴィエルというヒアルロン酸を注入することもあります。
参考までに、額の形を作るのではなく額のシワを埋めるように注入するヒアルロン酸は一般的にはそれほど硬いものを使用しません。
浅いところに硬いヒアルロン酸を注入すると凸凹になりやすいためです。
注入したヒアルロン酸は一般的に吸収されると言われます。
確かに注入したヒアルロン酸はずっと持続はしませんが額形成のヒアルロン酸は意外にも数か月から1年以上という単位で吸収されていない方もたくさんいらっしゃいます。(中には数年以上の方もいらっしゃいます。)
おそらくは例えば、骨に接する深さ(骨膜下)に注入した場合には吸収が遅いと予測しています。
額のヒアルロン酸注入の術後経過についてお伝えいたします。
通常は当日以外は仕事を休むなどの必要はありませんが以下のような経過があり得ます。
額のヒアルロン酸注入は術後経過として鈍い痛みが出ることがあります。
施術直後は麻酔が効いていますので額の感覚が鈍くなっていますが、約1~2時間くらい経つとだんだんと感覚が戻ってきて2~3日程度は鈍い痛みが人によってでてきます。
痛み止めを飲むほどの痛みではありません。
マイクロカニューレという細い先がとがっていない針を使用して注入をしていきます。
額に1~3カ所程度の針孔ができます。
この針孔は当日は見ると分かりますが、翌日からは小さな点状のかさぶたのように見えます。
3~4日程度でわからなくなります。
額を丸くするために使用したヒアルロン酸の量や広さにもよりますがふんわり額がむくむことがあります。
2cc程度であればほとんどないですが量が多くなるとむくみやすい傾向があります。
隠さないといけないほどになることは通常ありません。
このむくみはおおむね3~4日程度で消失します。
想像ですが65歳以上くらいの方で瞼のたるみが大きい方などは瞼も浮腫むことが予想されます。
額へのヒアルロン酸の注入で内出血がおきることがあります。
特に額のいわゆる「あおすじ」と言われる太めの静脈(血管)がありますのでできるだけ避けるように注入しますがやはり内出血がでることがあります。
多いのは針穴付近です。
内出血が出た場合には数日から長いと2週間程度赤から黄色っぽい状態がでます。
女性の場合はメイクで隠していただいています。
額形成のヒアルロン酸注入の気になるリスクについてお伝えします。
一般的なヒアルロン酸の気になるリスク以外の額形成に特異的なリスクについてお伝えします。
額を丸くするヒアルロン酸注入で最も注意することはできるだけなだらかな丸みを作るように注入することです。
特に球面をつくるのは難しいため、見方の角度によっては微妙に凹凸感がでることがあります。
というご相談をいただくことがあります。
額を丸くする治療としてはやはり注入剤にて丸くする必要があります。
ヒアルロン酸注入によって額を丸くすると結果的にシワが出にくくなることがあります。
ボツリヌストキシン注射は額をシワを軽減する有効な手段ですのでその効果の比較の質問だと思われます。
ボツリヌストキシン注射によるシワの軽減には非常に効果的です。
しかしながら場合によっては感覚的な違和感を感じることや、まぶたの重みが出ることもあります。
額を主に丸くしたいのか、シワを無くしたいのかなどの目的によって診察上決めるのがよいと思われます。
価格はすべて税込み価格で表記しております。
通常のヒアルロン酸注入 | |
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通常価格 | 1cc ¥66,000 |
ボリューマ | |
通常価格 | 1cc ¥99,000 |
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