鼻筋を出したり鼻先を高くしたり、顎をシャープにしたりする方法としてヒアルロン酸注射やレディエッセ(ハイドロキシアパタイト)の注射などあります。
また、注射以外にも手術によって形成することも可能です。
ここではヒアルロン酸注射による顎の形成ついてお伝えします。
中でも特に顎先に効果的なヒアルロン酸であるボラックス注入による治療についてお伝えしていきます。
ボラックスなどの硬いヒアルロン酸は鼻筋を通す注射としても効果的です。
ただし、重大な合併症のリスクの報告が学会などで散見されるため、当院では現在鼻へのヒアルロン酸注入を見合わせております。
顎の形を整える方法は大きく三つに分かれます。
一つは注入、もう一つはプロテーゼの挿入、もう一つは骨形成術です。
注入にはヒアルロン酸(ボラックス)、レディエッセ(ハイドロキシアパタイト)、脂肪注入などがあります。
プロテーゼの挿入は口の中を切開して顎の先端部分にシリコンインプラントを留置して形を整えます。
骨形成はおとがい形成術と言われ、骨切りにより顎の形を整えます。
これらの施術方法の中で最も簡便な方法は注入による方法です。
顎形成で最も多く行っている施術はボラックスというヒアルロン酸の注入です。
ボラックスはアラガン社で製造されている高濃度のヒアルロン酸で、厚生省から認可されています。
表記としてVOLUX XCやヴォラックスと表現されることもあります。
ボラックスは25mg/mlという高濃度のヒアルロン酸で、顎先の輪郭形成に非常に向いています。
多くの方は、半年から1年ていどは形が維持されています。
成分としてはもっと長期に残っていると思われます。
ボラックスは高密度の固いヒアルロン酸ですが、形のシャープさは徐々に和らいでしまいます。
そのため、注射後半年から1年後くらいに追加注入をされる方が多くいらっしゃいます。
顎先の注入部をデザインします。
その後、少量の局所麻酔を行います。
形をみながら注射をしていきます。
形が整ったところで終了です。
注射後2時間程度は針孔を触らないようにします。
注射後は強い力で顎を押えないようにします。
大きな腫れになることはほとんどありませんが、むくみ程度がでることはあります。
また、注射後に内出血が出る可能性があります。
内出血が出た場合は完全に消えるまでに1~2週間ほどかかることがあります。
注入時は局所麻酔を行うため痛みはありません。
注射後は強い痛みはありませんがジンジンする痛みが1~2日ほど出る可能性があります。
ボラックス注入のリスクなどは通常のヒアルロン酸注入のリスクと大きく違いませんが、下記のような特徴があります。
ボラックスは他のヒアルロン酸に比べて硬さのあるヒアルロン酸であるため、顎を触ると独特の硬さを触れることがあります。
それが特別に問題ということではありませんが、知っておくと安心です。
ボラックスによる顎形成をプロテーゼ挿入による顎形成と比較します。
ボラックスはほかのヒアルロン酸に比べるとかなり形の維持力が強いですが、それでも時間とともにシャープ感は減ってきます。
1年以上すると減っている印象がでます。
プロテーゼはシャープ感がなくなるということはありません。
ただし施術のお手軽感という点ではボラックスの方が受けやすい施術であることは間違いありません。
ボラックス注入 | プロテーゼ挿入 | |
---|---|---|
効果 | 量によるが、大体の形を作れる | はっきりとした効果を出せる |
痛み | ほとんど痛くない | 術後は痛みあり |
施術時間 | 5~10分くらい | 1.5時間くらい |
効果の持続期間 | 1年前後 | 永続的 |
ダウンタイム(腫れ) | ほとんどなし | 1~2週間 |
費用 | 1cc 9.9万円(税込み) | 33万円(税込み) |
注入後2時間程度は針孔を触らないようにしてください。
そのほか特別な日常生活の制限はありませんが、できるだけバランスがよく見えるように注入をしていますので特に1週間は顎を強く押えたりしないようにしてください。
価格はすべて税込み価格で表記しております。
顎ボラックス注入 | |
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通常価格 | 1cc ¥99,000 |
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