顔のたるみを引き上げる治療の一つであるスプリングスレッドリフトについてお伝えします。
顔のたるみを引き上げる方法には照射による引き上げ、手術による引き上げ、糸による引き上げなどありますが、スプリングスレッドリフトは糸による引き上げ治療になります。
スプリングスレッドリフトに使用する引き上げ用の糸は糸自体がゴムのように伸びる素材になっています。
その周りに立体的に突起(コグ)がたくさんついています。
これらの突起によって組織とのひっかかりをつくりながら柔軟に組織を引き上げます。
通常複数本の糸を挿入することによって面で頬を引き上げます。
施術名:スプリングスレッドリフト
副作用・リスク:内出血、痛み、左右差、感染、ひきつれ、凹凸感、血腫など
費用:1本 ¥107,800(税込み)4~8本使用
スプリングスレッドはゴム状(ばね状)に伸び縮みすることで顔の表情の動きにも対応した自然さをもたらします。
スプリングスレッドは体内で溶けません。
ばね状に伸びることと、非吸収性であることなどから持続期間がほかの糸リフトと比べて長いという特徴がります。
スプリングスレッドリフトのもっとも良い適応部位はフェイスラインのたるみです。
口の横からフェイスラインにかけてのたるみを面状に引き上げるようにします。
スプリングスレッドリフトは片側で通常3~4本程度挿入することが最も多いです。
片側2本以下の挿入も可能ですが、引き上げ効果は限定的になります。
静脈麻酔および局所麻酔で行います。
スプリングスレッドリフトは糸によるフェイスリフトの治療の中では強力なリフトの部類に入ります。
スプリングスレッドリフトを受けるタイミングは、たるみがきになりだす30代以上の方が有効です。
あまりにたるみが強いと効果に限界もあります。
施術直後は顔がやや過矯正ぎみにあがっています。
これはリフト手術はかならず何割かの後戻りがあるからです。
また、部分的につれ感がでていることもあります。
さらに、局所麻酔を使用していますので、その分の腫れ感もあります。
施術直後は麻酔が効いているため痛みはほとんどありません。
主な腫れ感は3日くらいあります。
その後、ゆっくり落ち着いてきます。
施術後1週間後は8割の腫れがひいているイメージです。
この段階でまだ見た目のつれ感が残っている場合は、手でなじませるかヒアルロン酸注入による一時的な補正を行います。
行わなくても施術後1か月くらいの間には通常つれ感は落ち着きます。
施術当日麻酔がきれてきてからは頭部および頬にかけて鈍痛を感じます。
この痛みは2~3日程度つづきます。
4日目以降は徐々にやわらいできます。
施術直後はあまり内出血が出ていないことが多いです。
翌日以降、頬に内出血がでることがあります。
この内出血は約1週間から2週間で消失します。
施術後1か月くらいするとつれ感はほぼない状態です。
急性期のあともどりがこの頃から2か月くらいにかけてあります。
この頃は痛みはほぼありませんが、人によってはたまにズキンとするなどはあり得ます。
急性期のあともどりがあって以降、リフトアップ効果を実感できます。
スプリングスレッドリフトは回数に制限はありません。
スプリングスレッドのシリコンは生体に適合しており特に素材自体が悪さをするということはありません。
ただし、数が増えてくると感染のリスクはあがります。
3日程度はほとんどの方に鈍痛の痛みがみられます。
それ以降、徐々に落ち着いていくことが通常ですが、長引く可能性、ときどき痛みがでる可能性などがあり得ます。
挿入方法の工夫によりできるだけ見た目の引き連れ感が出ないように施術を行います。
ただし、直後は引き連れがでることもあります。
通常は1週間程度ではほとんどなくなりますが、場合によっては引き連れ感が長引く可能性があります。
どうしても気になる場合は応急処置としてヒアルロン酸注入による補正などを行います。
スプリングスレッドは生体と相性がよい素材ですが、異物であることは間違いありません。
そのため感染が起きてしまう可能性があります。
万が一起こった場合は必要に応じて抗生剤の継続投与や場合によっては排膿処置、糸の抜去などを行うことが考えられます。
スプリングスレッドが異物であることによって皮膚から露出するなどの経過が可能性として考えられます。
たとえば、ヒアルロン酸を影に注入したり、HIFUの照射を併用したりすることができます。
具体的な施術があればカウンセリングの時に聞いていただく方が無難です。
価格はすべて税込み価格で表記しております。
スプリングスレッドリフト | |
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通常価格 1本 | ¥107,800 |
モニター様価格 | |
両側 4本 | ¥359,200 |
両側 6本 | ¥478,800 |
両側 8本 | ¥598,400 |
本施術には国内未承認薬品または医療機器を用いて施術を行います。
治療に用いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個人輸入手続きをおこなったものです。
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