〒116-0013 東京都荒川区西日暮里2丁目27-3 ラ・プエンテ・アルタ2階
JR日暮里駅から徒歩3~4分

お気軽にお問合せください

診療時間:10:00~19:00
休診日:不定休

専用ダイヤル

0120-01-0780

女性化乳房症は自然に治る?手術の前に自分でできること

男性で胸が出てしまって困っている場合、女性化乳房症と言われる状態ではないかな?という考えにいきつくことがあります。

もし、女性化乳房症である場合、まずはそれをなんとか自分で治す方法はないかなと考えることもあると思います。

女性化乳房症の治療は手術がメインとなりますが、ここでは手術を受ける前にまずは以下の点をチェックしてみてください。

もしかしたら、あわてて手術を受けなくてもよいかもしれません。

ただし、ここでは乳腺の肥大による女性化乳房症だけではなく、皮下脂肪の多さによる偽性女性化乳房症も含めます。

自然に消えることもあります

なんとなく気づくと胸が膨らんできた気がする、などの現象は乳腺が肥大して大きくなっている可能性があります。
片側だけのときもあれば両側が大きくなることもあります。

多くはホルモンバランスの変化による生理現象で、自然に消えることもあります。
1~2年くらいは様子を見てもよいと思います。
ただし、年齢が50代以上くらいの方で急に大きくなってきた場合は何かしらの病気が背景にあることもありますので、内科受診を検討しましょう。
また、ごくまれに男性の乳癌の可能性もなくはないですので、特に皮膚がひきつれるようなしこりや乳頭から出血がある場合などは乳腺科を受診しましょう。

思春期の一時的なふくらみの可能性について

 

このページを読まれている方が高校生以下くらいの方であれば胸の大きさに変化が出るかもしれません。思春期に一時的に乳腺が膨らむことがあります。
これは異常ではなく生理現象として現れます。
その場合には、時間経過とともに今より小さくなる可能性がありますので、慌てずに数か月から数年様子をみるとよいでしょう。
残ってしまうこともありますが、小さくなることが期待できます。

慌てて医療機関を受診する必要はありません。
痛みを伴うことがあるため心配になりますが、それもよくある症状の一つです。

体重が増えた場合

体重が増えて胸が大きく見える場合、まずは体重を戻すことを考えるとよいです。
極端に太っていなければ痩せることによって胸も小さくなることが多いです。
これは乳腺の発達というよりは胸の皮下脂肪の量に依存しています。

ただし、一度痩せてみたが胸の大きさは変わらなかったという場合は残念ながら効果は期待できません。
あるいは今よりもっと太っている時期が過去にあって痩せた現在も胸だけ膨らみが残っている場合も変化が期待できません。

中には記憶が曖昧で幼少期に太り気味だったという方も大人になって痩せても胸だけ出ているという状態も珍しくありません。

筋トレのし過ぎで胸が大きく見えている場合

女性化乳房症がなく、筋トレによって胸がただ単に大きく見えている方がいます。
あるいはあるいは乳輪付近の膨らみがもともと気になっていて筋トレによって逆に胸のでっぱりが気になるようになったという方もいます。
もし、筋トレによって胸の大きさが気になるようになったのであれば、胸筋の鍛えすぎをやめることも一つの選択肢に入ります。

ただし、もともと乳輪付近に膨らみがあったのであれば、それは筋トレをやめたとしても残る可能性が高いため手術を検討することになります。

筋トレによってホルモンが変化して乳腺が大きくなるとは通常考えられていません。
あくまでも筋トレによって胸が大きくなるのは筋肥大によるものです。

薬剤によって胸が膨らんでいる場合

女性化乳房症は薬剤の内服によって発症することがあります。

高血圧薬や利尿剤など様々な薬剤で女性化乳房症になりえます。

当院で多い薬剤投与のパターンは薄毛治療のためのAGA治療薬の内服です。
特に海外からの個人輸入が多いです。
次に多いのは筋肉増強のためのアナボリックステロイドの内服です。
これらの薬剤により副作用として女性化乳房症が起きているいことがあります。
この場合、内服薬の中止あるいは専門医によるアナボリックステロイドの投与方法の変更などを検討することからはじまります。
もし、内服中止あるいは対策をすることによって改善が見られれば、手術を行わなくてすみます。
残念ながら不可逆的で戻らないこともありますので、その場合は手術を検討することになります。

筋トレで目立たなくする!?

乳輪付近に膨らみがあって、それを隠すために胸筋の筋トレをしようという発想もあります。

ごく軽度の乳輪付近のふくらみはごまかせることがありますが、経験上大きくなった胸筋の上に気になる膨らみが乗る状態になります。

むしろ目立つ可能性がありますでの注意が必要です。

気になる場合は専門医を受診

明らかに大きなしこりが胸にある場合や体形に関係なく胸が出ている場合は女性化乳房症の手術を検討するために医療機関を受診することをお勧めします。

ただし、甲状腺疾患や肝硬変など明らかな基礎疾患がある場合にはまず、かかりつけ内科医への相談をする必要があります。

その原因を取り除くかどうかということを含めた判断が必要になります。

まとめ

受診をする前にいくつかの点についてお伝えしました。

残念ながら積極的に胸のでっぱりを手術以外で治す方法はありませんが、様子を見る、あるいは習慣をやめることで改善する可能性があります。

参考にしてみてください。

お問合せ・ご予約・ご相談はこちら

プラストクリニックのホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
ご不明・ご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

お電話でのお問合せ・ご予約・ご相談はこちら

0120-01-0780

診療時間:10:00~19:00
休診日:なし(不定休)