額のシワをとる方法の一つに前額リフトがあります。
額に余っている皮膚を取り除く手術です。
額にシワができる要因には額の皮膚のあまりや眉毛をあげるくせ、またその原因となる眼瞼下垂症やまぶたのたるみなどが複合的に存在しています。
その中でも額の皮膚のあまりを取り除く前額リフトについてお伝えします。
普通に目を開けていて額にシワがたくさんよる場合には前額リフトの適応になり得ます。
特に瞼のたるみがさほど強くない場合や眼瞼下垂症がない場合にはよりよい適応になります。
ただし、深く刻み込まれたシワは前額リフト後も残ることが多いです。
一般的に前額リフトは3つの方法に分けられます。
毛髪の生え際を切開して皮膚を引き上げます。
目立つシワが存在するところを越えて皮膚を剥離します。
皮膚を頭方向に引き上げ、あまった皮膚を切除します。
生え際に沿って切開ラインを置くため傷は最終的にさほど目立ちません。
当院ではこの手術方法を積極的に採用しております。
髪の毛の中で頭の皮膚部分を切開します。
傷が毛髪内にあるため、前髪を上げても通常は傷跡が見えません。
生え際切開よりもより広い範囲を剥離することになります。
毛髪の生え際ごと引き上げるため、額が広くなるという欠点があります。
また、頭髪部に横方向の傷ができます。
毛髪内に1cm前後の切開を3~5か所ほどつくり、そこから内視鏡を使って額の皮膚を引き上げます。
皮膚を取り除くわけではなく、皮膚の下を剥離した後、全体的にずらして頭側に皮膚を固定するイメージです。
実際には皮膚のみではなく、骨膜ごと引き上げることになります。
傷跡が最も気にならない前額リフトといえます。
以下、毛髪生え際切開による前額リフトの説明となります。
当院では前額リフト手術は静脈麻酔および局所麻酔で行います。
点滴の麻酔でボーっとした状態で局所麻酔を額に行います。
そうすることによって手術部の痛みを完全に取り除くことができます。
前額リフト手術は概ね3~4時間程度の手術時間を要します。
前額リフトの手術直後は額の生え際に沿って傷があり、額全体が麻酔で膨らんだ状態になります。
また、手術部位に血液が溜まるのを防ぐためにドレーンというチューブを挿入します。
そのため、頭からチューブが出た状態になります。
ドレーンは手術後2~4日後に抜きます。
約1週間は額および目周りが腫れます。
内出血は2週間程度顔の上半分を中心にでます。
術後約1週間のときに抜糸を行います。
前頭部の感覚は眉毛から頭の方向に向かう神経が関係しています。
前額リフトを行うと剥離した前額部およびそこから頭側の感覚が鈍くなる可能性があります。
通常は時間とともに回復してきますが、完全に回復しない可能性もあります。
毛髪の生え際部分には傷跡ができます。
半年から1年くらいかけて傷跡は白っぽく目立たなくなってきますが、完全にゼロにはなりません。
皮膚を剥離する関係で、皮膚の一部が血行不良になる可能性があります。
わずかな血行不良であれば軟膏の塗布で1~2週間で回復します。
程度によっては回復までに1ヶ月以上かかる可能性があります。
手術直後の剥離した皮膚の下には空洞ができています。
そこに血液が溜まる可能性があります。
予防するために場合によってドレーンという管を挿入します。
ドレーンは通常2~4日後に出血の落ち着き具合を確認して抜去します。
あらゆる手術にいえますが、手術部位に細菌感染がおこる可能性があります。
抗生剤の予防的投与を行いますが、状況によっては引き続きの投与が必要になる可能性があります。
前額リフト | |
---|---|
価格 | 通常価格 ¥770,000 |
モニター様価格 ¥547,800 |
静脈麻酔 ¥22,000
プラストクリニックのホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
ご不明・ご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。