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マイクロコンデンスリッチファット注入(マイクロCRF注入)について

額・こめかみ・目元に対するマイクロコンデンスリッチファット注入例

術前

術後

術前

術後

術前

術後

施術名:マイクロCRF注入
副作用・リスク:感染、しこりの形成、生着率の個人差、脂肪採取部の痛み、硬さなど
費用:脂肪加工料11万円+額22万円+こめかみ18.7万円+目の下~ミッドチーク注入33万円(税込み)

顔の若返り治療の一つとして自分自身の脂肪を注入する方法があります。

注入するものとして脂肪を使う理由はいくつかあります。

一つは自分の組織であるため、アレルギー反応の可能性がない。

もう一つはある程度まとまったボリュームを分散しながら注入することができる。

また、生着してくれた脂肪は半永久的にとどまって、ご自身の体の一部となってくれるため、長い効果が期待できることなどがあげられます。

しかしながら脂肪注入には欠点も存在します。

脂肪注入の欠点全般はあとでお伝えしますが、その欠点の一つとして注入をした脂肪の全てが残るわけではないという点です。

つまり脂肪の生着率にばらつきがあるということになります。

世界中で脂肪の生着率をいかに上げるかという工夫が発表されていますが、マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)もそのような工夫の一つの方法になります。

脂肪注入は脂肪の加工方法も大切ですが、やはり外科的な手技になりますので注入方法も大切な要因となります。

当院の場合は顔の注入用の脂肪の加工方法としてマイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)注入や微細分離脂肪注入を行っております。

マイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)とは

マイクロコンデンスリッチファットは採取した脂肪を非常に細かいジェル状の状態にする脂肪の加工方法です。

まず採取した脂肪を専用のシリンジで遠心分離をかけます。このシリンジにはおもりおよびフィルターがついています。

そのため不要な油を排除することができます。

さらに、フィラージェラーと言われるものでジェル状に細かくし、さらに専用シリンジによる遠心分離で壊れた脂肪細胞を除去することができます。

生成された脂肪を注入することで細かな注入と生着率のアップを期待できます。

なぜマイクロCRFは生着率が高い?

マイクロCRFは生着率が高いと言われます。
その原理は幹細胞が豊富に含まれているからと説明されています。
研究されている技術者や研究者の中ではおそらくそのような結果が得られているのだと思われますが、我々臨床医は目で見て幹細胞は見えません。

マイクロCRF注入を行っている実感からは通常の脂肪注入に比べると確かに生着率が高いです。
幹細胞が多く含まれているかどうかは脂肪の加工中には分からないのですが、加工されてできあがったマイクロCRFは「ジェル状に圧縮された脂肪」という表現がしっくりきます。

感触としては無駄なく圧縮された脂肪を非常に細かく注入できることで生着率が上がっているように見えます。

脂肪注入の適応部位

脂肪注入は体のほとんどの部位に行うことができます。

主な注入部位についてお伝えします。

若返り(シワ・影を浅くする)

脂肪注入で最も多い注入目的は若返り治療になります。

例えば、目の下の影や上まぶたのくぼみ、ほうれい線、口横の影などが典型的です。

  • 眉間
  • 上まぶたのくぼみ
  • 目の下の影
  • 頬のコケ
  • 頬前面のくぼみ(ゴルゴ線)
  • ほうれい線
  • 口元(マリオネットライン)
  • 首のシワ

輪郭形成(ひたい・ホホ・顎)

顔の輪郭を整える目的で注入をすることがあります。

例えば、額やコメカミ、頬のコケや顎先を出すなどが該当します。

  • 額を丸くする
  • こめかみをふっくらする
  • 頬のコケを丸くする
  • 顎先を出す

ボリュームアップ(胸・お尻)

脂肪注入によって体の一部にボリュームを増すとより魅力的になることがあります。

 

  • 唇を厚くする
  • 豊胸
  • 豊尻(お尻を大きくする)
  • 耳たぶを大きくする

手の甲のハリ

若返り治療とも重なりますが手の甲のシワや浮き出た血管を浅くし、ハリを出す目的で手の甲にも脂肪注入を行うことがあります。
 

  • 手の甲のハリ

顔への脂肪注入でダウンタイムを控えめにしたい場合に有効なお勧めの注入箇所

脂肪注入は注入した脂肪が全部定着してくれないので、ちょうどよい形よりもややオーバーに入れておくことが普通です。

ですので基本的にはダウンタイムがある治療と考えた方がよいです。

特に目周りは注入した量に反して腫れ感が非常に出やすいため目の上であっても下であっても腫れが目立ちます。

一方、ほうれい線やマリオネットラインは極端に多く注入しなければそれほど腫れ感は出にくいものです。ただし、どうしてもボリュームを入れる治療となると顔の下よりは上に入れた方が若返り感がでることも事実ですが・・・。

また輪郭を整える目的の場合、額や側頭部(こめかみ)も髪の毛で隠せれば目立ちにくい部位です。(ただし注入部位はやはり腫れます。ときにはまぶたも腫れることがあります。)

マイクロCRF注入の実際

流れ

マイクロCRFを注入する際の流れについてお伝えします。

マイクロCRFを注入する箇所にマーキングを行います。

また、脂肪い採取部もあらかじめ決め、デザインを行います。

手術はすべて滅菌操作で行います。ヒアルロン酸の注入であれば注入箇所のみを消毒すれば注入は可能ですが、脂肪注入の場合には極力感染を起こさないようにしなくてはいけないため、脂肪採取部を含めて滅菌処置を行います。

多くの場合、静脈麻酔を行います。

静脈麻酔でうとうとしているところで脂肪採取部にごく薄い局所麻酔(チュメセント麻酔)を行います。

また、顔への注入箇所にも局所麻酔を行います。

脂肪採取部の麻酔が効いたところで、専用シリンジ(チューリップシリンジなど)にて脂肪の採取を行います。

脂肪採取量は注入箇所によって異なります。頬や額などは多めの採取量が必要になります。

脂肪の採取が終わったら、その脂肪をマイクロCFRに加工します。

その加工の手順については上記(マイクロCRFとは)で示した通りになります。

出来あがったマイクロCRFを細かく注入していきます。

注入後は針孔のテープを張るのみで皮膚縫合などは必要ありません。

麻酔

マイクロCRF注入は局所麻酔のみでも可能ですが、脂肪採取部のチュメセント麻酔は痛みが強いため、できれば静脈麻酔と併用して鎮静下に手術を進めるとよりリラックスして治療を受けることが可能です。

マイクロCRF注入後の経過について

マイクロCRFの注入術後の術後経過について参考までに当院の方法での場合についてお伝えいたします。

マイクロCRFは腫れる?腫れない?

マイクロCRFの注入直後は完成したい形よりややオーバーな形にします。

生着率が高いと言われるマイクロCRFですが、それでもやっぱりいくらかは減ってしまうからです。

いくらか減る(吸収される)ことを見込んでやや多めに注入するというスタンスです。

そこから腫れが出ます。

目周りは特に腫れが出やすく、額などは一回り大きく腫れるといった具合です。

この腫れのピークは3~4日程度で、その後徐々に落ち着いてくることが一般的です。

痛みは?

施術中は局所麻酔が効いているため基本的には痛みはありません。

麻酔が切れる2~3時間後からはジンジンした痛みがでてくことがあります。

場合によってはほとんど痛みを感じない方もいます。

何もしないでも痛みのは2~3日程度でその後は押すと痛いという状態が1週間から1ヶ月くらい続くことがあります。

どちらかというと脂肪を注入した部位よりは脂肪を採取した部位の方が痛みが出ます。

例えば大腿部や腹部などから脂肪を採取した場合その部位に筋肉痛の強い感覚がでることがあります。

筋肉痛様の痛みは1週間から2週間程度つづくことがあります。

マイクロCRF注入と他の施術との併用について

マイクロCRF注入は影を浅くし、ふっくら感を出すなど立体的な形を作る上でとてもメリットがありますが、欠点の一つとして膨らませることはできるけれども減らすことが出来ないという現実があります。

そこで、より立体的に見せるように他の施術を併用することもあります。

具体的には組織を減らす施術との組み合わせ、あるいは引き上げ効果のあるものとの組みあわせなどがあります。

脂肪を減らす注射(MLM,BNLSなど)との併用

例えば減らす治療との併用として考えられるものは注射、あるいは脂肪吸引による手術との併用です。

注射によって脂肪を減らす代表的なものは輪郭注射やBNLSに代表される小顔注射です。
また、腫れがでますが、ホスファチジルコリンを主成分とする脂肪溶解注射も考えられます。

これらの注射は脂肪に反応するものですのでできればマイクロCRFとの併用は同日ではなく別日でわけて治療を行った方が無難です。

BNLS・MLM併用のお勧め方法
1)ほうれい線の上の膨らみをBNLSなどで減らして、ほうれい線に注入をする。
2)顔の下全体を減らして、目元などをマイクロCRF注入でふっくらさせて顔の重心を上にあげる。

脂肪吸引との併用

一方、脂肪吸引との併用の場合にはマイクロCRFを作る場合にも脂肪吸引を行いますので同時に施術をすることが可能です。

ただし、顔の脂肪吸引は量の確保を目的とするわけではなく、あくまでも輪郭を形成するための施術であるため、注入目的として行うには量が不足してしまいます。

脂肪注入と顔の脂肪注入を同時に行う場合には脂肪採取は別の部位(例えば太もも)などから行う必要があります。

HIFUによる引き締め照射との併用

特に顔のシワや影にフォーカスをあててマイクロCRFを注入する場合、フェイスラインを引き締めることは難しいです。

そこで、同時にフェイスラインを引き締める目的でHIFU(ハイフ=高密度焦点式超音波)を併用することは理に適っています。

この施術はマイクロCRFの注入部位によっては同時に行うことが可能です。

糸リフトによる引き上げ治療との併用

フェイスラインを引き上げることを同時に行う場合にはやはり何かしらの方法で引き上げることが必要になります。

引き上げる治療としては主に糸リフト(スレッドリフト)による方法と皮膚を切開するフェイスリフトによる方法があります。

できるだけダウンタイムが少ない方法で引き上げたい場合には糸リフトを行うことが多いです。

糸リフトの中にたくさんの種類のものがあります。

たるみ予防程度のものからかなり引き上げ感の強いものまでありますので希望に合わせて併用を検討するとよいです。

皮膚切開フェイスリフトによる引き上げ治療との併用

たるみを改善する最も効果的な方法として皮膚切開によるフェイスリフト手術があります。

フェイスリフト手術は顔のフェイスラインが最もスッキリしやすいため顔の脂肪注入と相性が良いですが、腫れ感などダウンタイムは最高に出てしまいますので受けやすさはありません。

ダウンタイムは一切気にしないので良いフェイスラインを作りたい場合には検討する価値があります。

マイクロCRF注入の留意点・副作用・リスクなど

感染

脂肪注入は脂肪を採取することと注入する二つの工程が必要です。
脂肪を採取した部位および脂肪を注入した部位の感染がおこる可能性があります。
万が一おこあった場合には抗生剤の継続投与や、感染部の処置(排膿など)が必要になる可能性があります。

脂肪の生着率に個人差があること

脂肪注入は生着率に個人差があります。
経験的な適量を注入をしますが、残りすぎあるいは思ったよりも減ってしまう可能性があります。
思ったよりも減った場合には2回目の注入を検討することになります。したがって必ずしも脂肪注入は1回で完成する施術とは言えません。
残りすぎた場合にはステロイドの注射などで萎縮させることを検討することもありますが、理想的な減り方になるかが不透明な部分もありますのでまずは半年から1年くらいは何もせずに待つ方が賢明です。

しこりができる可能性

注入した脂肪が固くなる可能性があります。皮膚表面から触るとコロコロ触れるような現象があり得ます。

脂肪採取部の痛み、硬さなど

脂肪を採取するのは4mm前後の穴から行います。脂肪をいただいた部分は1週間くらいは筋肉痛のような痛みがでます。1か月くらいすると押すとまだ少し痛いかなというくらいの痛みが残っていることがあります。その痛みの出方に個人差があり、もう少し長い期間そのような痛みが出る可能性がゼロではありません。
また、脂肪採取部が微妙に凹凸感がでたり、硬さがでたりすることもあり得ます。

マイクロコンデンスリッチファット注入の料金表

施術費用=脂肪加工基本料金+各部位別注入料金 となります。
表記はすべて税込み表記です。

  通常価格(税込み)
脂肪加工基本料金 11万円
部位別注入料金  
額を丸く 22万円
頬(両頬横のこけ) 27.5万円
頬(左右前面・ミッドチーク) 27.5万円
目の下(両側) 27.5万円
目の下~ミッドチーク 33万円
上まぶた 22万円
こめかみ(両側) 18.7万円
ほうれい線(両側) 16.5万円
16.5万円
眉間 16.5万円
口もと・マリオネットライン(両側) 16.5万円
首のシワ

1本 16.5万円
2本 22万円
3本 27.5万円

16.5万円
涙袋 16.5万円
口唇(上または下) 16.5万円
アンチエイジングセット
(ミッドチーク・ほうれい線・マリオネットライン)
55万円
手の甲 27.5万円

立体感などを重視するため、一部コンデンスリッチファットを併用することがあります。
2回目以降の注入は1年以内は基本料金以外は半額にて施術できます。

本施術には国内未承認機器が含まれます。
副作用・リスク:腫れ、内出血、左右差、効果の乏しさ、凹凸感、生着率の個人差など
治療に用いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個人輸入手続きをおこなったものです。

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